昇降口にただ1人立ち尽くす私。 今起こった出来事が脳内をかき乱す。 温かさを感じられない言葉。 「…田中くんと…付き合う……!?」 言葉に発すると急に現実味が増してきた。 私は今日、2年前と同じ夏…もう1度君と再会した。 そして、私は田中くんに彼女認定されてしまったんだ。 2年前には予想もつかない出来事。 全て、この夏が持ってきたんだ──