「じゃあね、小島」 「は、はい」 いつもの笑顔で先輩はファミレスから出て行った。 心にひっかかるものがある。 ……考えすぎか。 真田が王様ゲームを始めだしたので、俺はそのことに気を取られた。 心にひっかかっていたものはゲームが盛り上がるのに比例して俺の心の中から姿を消した。