水樹も走り終わり...もちろん、一位だ。
徒競走の種目が終わり騎馬戦へと切り替わっていた。
2チームずつなのだが、2-Dは水樹、宗平、辰巳、拓弥と燈蔭、翔、和人とあと一人だ。
騎馬戦は男女共に出られるのだが女子で出る人は居ない。
それほど危ないのだ。
翔の腕は大丈夫なのか心配だが本人が言うのだから大丈夫だろう。
上に乗るのは水樹と燈蔭だ。
体重が軽いことも理由だが、二人の方が素早いからだ。
「大丈夫か?重くね?」
「逆だっつーの、もっと食えよ。」
水樹が下の三人に声をかけると辰巳が溜め息混じりに言ってくる。
「そうだよ。水樹、じゃないと倒れるよ?」
宗平も賛同し拓弥も頷く。
「くってるっての。」
「それで食ってるとか、有り得ないから。」
「失礼だなお前ら...」
水樹が三人の頭を軽く叩くと先生から合図が出る。
それから3秒も経たぬうちに鉄砲の音がグラウンドへと鳴り響いた。


