拓弥は迫り掛かって来る男を流しながら先陣を切っていた。
相手はもう考える脳も残ってないのか単調な動きしかしてこない。
と言っても、鈍器を持っている分こちらのほうが悪勢だが。
拓弥は目の前にいる男の急所を蹴り、翔たちを呼ぶ。
「森井、那珂、村松、こっちだ!」
何とか、退路を開くことが出来たのだ。
だが、こんなのすぐに塞がってしまう。
三人を逃がしたところでまた塞がってしまった。
「くそっ…こいつらゾンビ見たいだな…。」
結構痛いであろう攻撃をしてもムクリと起き上がってくる。
それを見ているとどれほど薬物に侵されているかがよく分かる。
ふと、周りを見ると渡辺たちだけ居なかった。
どうやら自分たちだけ戦いには参加しないらしい。


