ママにはアパレル関係の仕事をしていて、その会社の寮に入っていると言ってあった。
「実は先月会社クビになっちゃって、今週中には寮出ていかないとマズいんだ…」受話器の向こうで呆れたようなため息がした。
「なんでクビになったのよ?今週中って随分急じゃないのよ。あんたの部屋なんてもうないよ?」
「いやぁ、無断欠勤とか遅刻が多くて。とにかく行くとこないからさぁ」
会社の寮って言っておいてよかった、寮だったらクビになれば必然的に追い出されるもんね…
「荷物沢山あるの?そんな置く場所ないわよ?」
「そんなに無い、引っ越しの日にち決まったらまた電話する」まだ何か言おうとしているママの声を遮るように言い、一方的に電話を切った。
「これでとりあえず大丈夫だな」アルトにピースサインを送る。
その後引っ越し準備にとりかかった。
荷造りは一人でもあっという間に終わった。
もともと大した荷物もないし、細々としたものは面倒なので段ボールの中に適当に投げ込んだ。
電化製品はTVとレンジとコンポだけ。冷蔵庫は備え付けだし、コンロは置いていく事にした。
「実は先月会社クビになっちゃって、今週中には寮出ていかないとマズいんだ…」受話器の向こうで呆れたようなため息がした。
「なんでクビになったのよ?今週中って随分急じゃないのよ。あんたの部屋なんてもうないよ?」
「いやぁ、無断欠勤とか遅刻が多くて。とにかく行くとこないからさぁ」
会社の寮って言っておいてよかった、寮だったらクビになれば必然的に追い出されるもんね…
「荷物沢山あるの?そんな置く場所ないわよ?」
「そんなに無い、引っ越しの日にち決まったらまた電話する」まだ何か言おうとしているママの声を遮るように言い、一方的に電話を切った。
「これでとりあえず大丈夫だな」アルトにピースサインを送る。
その後引っ越し準備にとりかかった。
荷造りは一人でもあっという間に終わった。
もともと大した荷物もないし、細々としたものは面倒なので段ボールの中に適当に投げ込んだ。
電化製品はTVとレンジとコンポだけ。冷蔵庫は備え付けだし、コンロは置いていく事にした。
