白黒のぬくもり

とりあえず今着けている首輪を取らないと…

どこから取るんだろうと首輪を回して見たけれど、全部にガムテープが貼ってあって切るしかなさそうだ。
ハサミを持ってきて
「これ切っちゃうね」一応アルトに確認を取る。

ジャキっとハサミを入れた。
首輪を外すと首輪をしていた毛の部分だけがぺしゃんこになっていて、なんだかおかしかった。
それを気にしてかアルトはペロペロとグルーミングをはじめた。

そうやっているうちに新しい首輪をパチンとアルトの首にはめる。

なんでも安全の為のワンタッチ式で、首輪がどこかにひっかかったりすると外れる、というもの。

「ピンク可愛いね!似合ってるよ」でも思えばアルトは男の子で、ピンクっていうのはどうかなと。
「ジャーキー食べる?これ鳥さんからできてるんだってよ?」袋を開けると匂いがしたのか、さっきよりもぐるぐるが大きくなって右手でジャーキーの袋をぱしぱし。

可愛いなぁ。
「はい、子猫は1日3本までって書いてあるから3本までだよ」ジャーキーを差し出すとばくっとくわえて器用に食べはじめた。

「おいしい?」そう聞いても見向もせず食べ続け、あっという間に3本平らげてしまった。