「「「魅音、退院おめでとう!!!」」」


愛美…梨咲…流莉…


「「魅音ちゃんおめでとう」」


しんちゃん…
くまさん…


そこにはクラッカーを持った五人がいた。


その部屋は綺麗に飾り付けられていて

机の上にはホールのケーキ、


チョコプレートには『退院おめでとう』の文字。



私の前に歩いてきたしんちゃんは1枚の紙を差し出した。


「ごめんね。今日、太陽は透析だから来れないんだ…

太陽がこれ、渡してくれって。」



そこには退院おめでとうの文字と
電話番号とメールアドレスが書かれていた。