side 慎



俺は今病院に向かっている。


『〜♪〜♪』
電話が鳴ってディスプレイを確認すると熊だった。


「もしもし?今どこにいんの?」

『わりぃ。教室に煙草忘れて取りに帰ってたとこだ。今走ってそっち向かってるから先行っといて。』


走っているからなのか雑音が混ざっていた。


「おっけー。じゃあ、また後でな!」

そう言って電話を切った。



あー、魅音ちゃん可愛かったなー。


あんな可愛い子初めて見たよ

にしても、何で太陽が女と…



てか、俺…1個やらかしたよ。


メアドぐらい聞いとけよ俺!


そう思いながら歩いていると病院が目に入った。