「愛美…怖いよ 私、悪性の頸部食道がんだった」 泣いている私の背中をポンポン叩いていた手が止まった。 それから愛美には全部話した。 頸部食道がんがどう言うガンか。 手術は1週間以内じゃないとできないこと。 手術をすると声帯を失うこと。 それから手術をしても確実に助かる保証はないこと。 手術をしなかったら死んじゃうこと。 泣きながら言う私を抱きしめていた愛美は小さく震えて泣いていた。 「魅音…」 そう言って魅音は抱きしめる力を強めた。