「魅音ちゃん…でも死んじゃうってことは、太陽くんにも 凜桜さんにも 愛美ちゃんや 慎くんや… 大切な人みんな、もう逢えなくなるんだよ? よく考えて。 自分の命を大切にして。 『死んでもいい』何て言っちゃダメだ。 こうしている間にも腫瘍はどんどん大きくなっていく。 そうなると末期になって手術ができなくなる。 後、1週間が限界だ。」 1週間… 隣で泣いているママの背中をさすった。 「分かりました。 少し考えさせてください。」