ねぇ、聞いて。





ズキッ



「いっ゛…た…」

いきなり頭に激痛が走って顔をしかめた私。


そんな私を太陽は見逃さなかった。

「おい、大丈夫か!?お前、熱あるんじゃ…」


そう言って手をオデコにあてようとした。

私はパッと避けて買ってきたフルーツのパックを出した。

そんな私を怪しげな目で太陽は見る。

実は太陽が倒れた日からずっと調子が悪かった。