ねぇ、聞いて。




「そんな驚くことか?お前もクォーターあたりなんじゃねぇのか?」


え、うん。

って…「えっ!?何で分かったの!?」

太陽は声を噛み殺して笑っていた。


「見た目で分かるだろ。髪の毛綺麗に色素抜けたブラウンだし

顔整いすぎだし、色白すぎだし

スタイルとかあと、歌声とか。」


「歌声?」


私の声はとても通りやすい特に高い声はもっと。

それになんの関係が…


「魅音ロシアかそのへんのクォーターだろ?

生まれつき特にトレーニングしないでも綺麗な声が出た。

まぁ生まれつき声が綺麗ってのんもあるだろうけど、


日本人より白人の方が声帯の筋肉の付き方が薄くて長い。


だからより高くて綺麗な声が出る。

お袋に聞かしたら言ってたよ、こんな声聞いたことない。

生まれつきの声だって。」


まぁ、長年歌ってるのもあるんだろうけど。

と付け足した。



凄い…、凄いしか出てこない。