「知り合い…というほどでもないのですが………実は……」
実は…?
「………やっぱり、答えられません!!」
ガクッ…
「ちょっと~!なんでよ!?」
「申し訳ありません……いずれ、ユナ様の耳にも入るでしょうし…」
じゃあ今言ってもよくない?
「とにかく、行きましょう!!」
イベリスはそう言って、また私の腕を掴む……今度は優しく。
いったいどういう事なの?
私も、いつか教えてもらえるのかな…
そのまま私は、自分の部屋まで連れて行かれた。
「では…私はこれで…」
「うん…」
どうでもいいけど、舞踏会に戻らなくていいのかな…?
………ま、いっか……足痛いし…

