いきなりプリンセス




悪かったね!ガキで!!


「同い年とはな……そうか……だから…」



リュウは何かごにょごにょ言って、考えこんでしまった。



あの~……私の存在忘れてません?



「ねぇ………リュ…」



『ユナ様ー!!』



はぁい……誰よ?



何処からか聞こえる私を呼ぶ声。



この声は…



「あ、イベリス…どうしたの?」



「どうしたのって……急に消えないでくださいよ!」



消えたつもりないんですけどー…



「すまない…私が連れ出したのだ。怒らないでやってくれ。」



わお…急に王子に戻るんですかい…



「リュニウス…王子……お疲れでしょう?…部屋を用意させましたので、お休みになってください……ユナ様は、私にお任せを。」



なんか…



「いや、疲れてはいない…私はユナと話がしたいのだ。…ユナ…嫌か?」


この2人…



「いえ、ユナ様もお疲れのようですし…」



「疲れてないよな?ユナ。」




怖いッス……




火花が……見えない火花が…



「ユナ様!!」



「ユナ!!」



なんでいきなり仲悪いのぉぉ!?