「た…食べようかな~……って…」
「…お前…バカか?」
なっ!?
それ2度目ですけど!!
人のことバカバカって…
「だって…美味しそうだったから…」
「……ぶ……くくく…」
また笑う…
「仕方ないでしょ!知らなかったんだから!!」
「ふ…分かったよ…でも、もうそんな気起こすなよ。食べたら死ぬぞ。」
「死ぬ!?」
そうなんだ…良薬口に苦しとは、正にこのこと…
って違うわ!
「いや、嘘だけど。」
嘘かぁ~い!!
…でも…私がケガしてると思って、わざわざ連れてきてくれたんだ…
実際ケガしたんだけどさ…
さっきのダンスで…わかったんだ…あんなちょっとしか踊ってないのに。
「…ありがとう…リュウ。」
「………あ…あぁ。」
リュウはさっきみたいに無口になる。
その横顔に見とれる私…
なんか…ヤバい…
「なんだ?…俺の顔に何かついてるか?」
「え?…ううん何も。」
見とれてました…とは言えない…