「っと…ととと…」



意味不明の一文字を言いながら、なんと持ちこたえようとする。



で…も……



「ちょ…ぎゃ!や!」



私の足は思った以上に言うことを聞かなかった。


あぁ…転んだ…これ転んだよ確実に。



《ピカッ!!ドドドドン!!》



その時、また雷がなって、私が必死に頑張ってるというのにジュンはさらに逃げ出した。



《グンッ》



「ひゃ!!」



力強く引っ張られたリードが手から離れたと同時に、私の顔面には地面が近付いた。



ん…?



地面が…




なぁぁい!!





「きゃあぁああぁ!!」