いきなりプリンセス




「今回は、そなたがいた世界が異次元ということじゃな。」



「はぁ……」



要するに……ゲームの世界に入ってきちゃったよー…みたいな感じか?



この場合、どっちがゲームの世界かは…置いといて。



「異次元旅行をするには、行く先の世界に自分がいることが必要なんじゃ。」



行く先に自分?



「すんません、意味分からんです…」



「つまり、そなたがユナ姫本人であるということじゃ。」



はぁ?



「いや、私はユナだけど、ユナ姫ではないです…」



「この世界のユナ姫ではない…ということじゃ。」



「……………?」




「あ~もう!頭の回転が悪いのぅ!」



だって~!!




ミルトニア様はもう一度、私に分かるよう説明してくれた。



ーー異次元旅行とは



異空間を移動し、今いる世界とは別に存在する世界を旅すること



それには条件がある



向かう先の異次元世界に、もう一人の自分が存在すること



顔、体、性格が一致するもう一人の自分



その自分と入れ替わることにより、数時間の旅行を楽しめる



必要な道具は時計ひとつ



どうでもいいけど、勝手にこっちに来させられた人のフォローは無いんかい…



ずいぶん自己中だな。