いきなりプリンセス




「やはりな……」




それから何十分くらいだろうか…



急にパタンと読んでいた本を閉じて、ミルトニア様がこっちを向いてこう言った。




「そなた……ユナ姫ではないのであろう?」



「…はい。」




もう正直に言いますよ。



「やはりな………して、ユナ姫はどこに?」



「…えっ…と~」



どうしよう…何て言えば?



「構わん、全て話すのじゃ。」




「…はい。」




私は全てを話した。




自分の世界のこと。




この世界に来た時のこと。



夢でユナ姫に会ったこと。



時計が止まっていること。



そのせいなのか…不思議なことが起きるようになったこと。



そして、元の世界に帰るために…




「あなたに…会いにきたんです。」