私が抱きついたのが良かったのか何なのか…
イベリスは少しぼーっとした感じで仕事に戻っていった。
とりあえず…あんまり怒られなくて良かった♪
しかし…結局なんだったのかな…
朝から起こった不思議な出来事…
謎の声…
「…ユナ様…?これなんですの?」
「え?」
フリージアが私の着替えた服をゴソゴソして言ってきた。
「これです……」
「………!!!!?」
フリージアが取り出したもの。
「…これ…もしかして…ユナ姫の…」
時計だ…
見たことないけど…
なんとなく分かった。
私がさっきまで来ていた服から、小さな懐中時計が出てきた。
「…ユナ様…?」