これは、とある女子の“物語”


「あ、もう座ろっか。」


周りがガタガタと席につくのを見て、ひまりが言う。


「ほんとだ、もう時間になる!座ろー」


ひまりの言葉にチラリと時計をみた茜が、わたしの目の前の席に座りながら言った。


志於は、


「んじゃまたー」


そう言いながら、後ろの方の自分の席に戻っていく。


「ふわあーー…」


自分の机に座ったとたん、一気に欠伸がでた。


今日は、


1時間目社会、2時間目数学、3時間目保体、4時間目英語。

そして午後は、国語と理科をしておしまい。