そこにわたしと志於が入った感じのこの4人組で、
休み時間のほとんどを過ごしている。(志於はいなくなる時もあるけどね)
わたしは、この4人のおかげで、
この頃学校がすごく“楽しい”と感じるようになってきた。
席も前から茜、わたし、ひまり、志於と列が一緒で、
なんか奇跡みたいなメンバーだなって、わたしは思う。
「夏鈴ー?なにボーッとしてんの?」
教科書とかを机に入れながら、茜が話しかけてくる。
「さっきからなんか違うこと考えてるよねー?」
「そーそー。」
ひまりと志於も、茜に続いておかしそうに言った。
「いやー、なんでもない!!」
「「「なんだよー笑」」」」
こんなゆるゆるとした瞬間が、
わたしは密かに、大好きだったりするのです。

