ピーンポーン、ピーンポーン


…涼さん、すみません。


もう少し…お待ちください。


心の中で必死に謝って、(心の中じゃ意味ない)


薬の水を飲み干し急いで荷物を部屋に取りにいく。


そして、


「いってきまーす!」


そう叫びながら、


素早く玄関のドアを開けた。