骨折してる訳じゃないんだから、ここまでしなくてもいいと思ったけど、


病院で言われた事だからそうするしかない。


「ごちそうさまでした。」


そう言いながら、食器を流しに持っていく。


すると、


ピロローーン


部屋の中から、メールを知らせる音が鳴った。


涼suzuかな…?


涼っていうのは、わたしの1番心を許してる友達。


フルネームは山岡yamaoka涼で、


もう、親友を通り越して家族みたいな子だ。


その涼と、わたしは毎日朝一緒に行っている。


だから、いつも朝にはメールで出るタイミングを合わせてるんだ。


…まあでも、いつもわたしが遅れて、


毎日のように涼を待たせちゃってるんだけどね。