これが、運命。




「里奈〜、一緒に帰る?
家どこー?」


「だめ。里奈は俺と一緒に帰る。」


わっ、急に直生くんが会話に入ってきた。


みんな こっち見てるよ…。
ちょっと恥ずかしいじゃん。



「な、里奈?」

「う、うんっ
優衣、ごめんねっ」


「え!ちょっと里奈!もう付き合ってるの?!
やるじゃん〜〜〜♡」


「えっそうなの!」
「マジかー!」
「めっちゃお似合いじゃん!」


優衣に続いて、クラスのみんなに冷やかされる。


「そういう事。
里奈は 俺のもんだからな。
お前ら取るなよ。」


直生くんはそう宣言して、あたしを引っ張っていった。



俺のもん だって…///

あたしは こっそりドキドキしてた。