放課後ボーイズ

「じゃ、俺は帰るね。俺のこと、忘れないでくれたら嬉しいな、また会おうね」


赤い顔を隠すように、そっぽを向き帰ろうとしていた幼き俺。


「待って!」


少女が俺を引きとめる。
期待の気持ちが湧き上がる。


「絶対、みーくんのこと忘れない!
絶対、将来みーくんと会う!」

「うん、俺も絶対君と会う、絶対に君のこと、忘れないから、忘れないでね」

同じ気持ち。
心も頰もほっかほかな俺。

「だから、だから……みーくん」