「恋なんて、しなければよかった。」

すると突然、上から
「ふぅ〜ん、桜花チャン失恋しちゃったの?」
なんて声がして思わず、
「だ、誰ですがぁ〜??」って泣きはらしてガラガラの声しか出なかった。


「ん?俺?2年の春山詩歌(はるやましいか)だよ。知ってる?」

「し、知らないです。なんですかいきなり声掛けてきて失恋しちゃったの?なんて…。」

「ん〜、お昼寝してたら泣きながら走ってきた桜花チャンがいたからかな?笑」

なんだ、邪魔しちゃったのか。

「お昼寝の邪魔してすいませんでした。」

詩歌先輩はなんか笑ってたそして、
「ねぇ、秋クンをさ、妬かせちゃおうよ!俺達付き合おう!」

なんていうから、「冗談は良くないです。それに、明深ちゃんやまわりの子たちに何されるかわかんないので。」

そう伝えた。でも先輩には効かなくて。
「だからぁ、それを守るのが俺の役目!さ、付き合おう!ね?ね?」

秋を、本当に妬かせることが出来るのなら、付き合ってみよう。
いい加減、前に進まなきゃ

「はい。分かりました、明日からよろしくお願いします!」

「お、よろしく!秋クン、焼かせられるように頑張ろうぜ!」

こうして、私達は付き合うことになった。

さぁ、あ~ちゃんになんて言おう。。