「あのさ、桜花ちゃん。もう松本君の周りうろちょろしないで。はっきり言ってすっごい迷惑なんだ。邪魔しないで。邪魔者が。」

なんて言ってきた。あのかわいくてモテる明深ちゃんからそんな言葉が出てくるなんて思ってもみないから、驚いた。
だけどね。。

「はぁ?中岡、何言ってんの?桜花の気持ちも知らないくせにさ、よくそんなこと言えるよね!?」

「あ~ちゃん、ありがとう、もう平気だから。明深ちゃん、今までごめんなさい。私は秋のことが好き。でも諦めたから。諦めたからっ。ごめん〜」

ダメだ、これ以上この場に居たくない。

走ってトイレを出た。

「お〜、桜花じゃん、なんで朝は避けたんだよ。って、泣いてる…?どうしたっておい!ちょっと待てよ!」

秋に、何か言われていたけど避けて走ってきた。

たどり着いたのは屋上。
先生には、サボりにはしないって言われたから安心。

「はぁ、恋って、なんでこんなにも辛いのかな…」
もう、どうでも良くなってきた…