想いを伝えるため、ノートには話があらから待っててって、紙切れをはさんでおいた。

気づくかな。

長い1日はもう後半。あっという間にHRが終わって、もう放課後。

あぁ、もうすぐ、諦めなきゃいけない時が来るのか。

あ、もう5時半だ。図書室へ行かなきゃ!
6時に来てくださいって書いてたし、平気だよ…ね。

ガラガラ

「まだ、、、来てないか。」
はぁ、なんて言おう

そうしているうちに、時間は9時になっていた。
いくら何でも遅すぎる。

「あれ?遅いなぁ。そりゃあ、来るわけ無いか…。明深ちゃんが居るんだもん。」

さぁ、帰ろう。うぅ、想いは伝えてないけど、諦めるしかない。

明深ちゃん、秋をよろしくね…。

そして、秋、大好きです。大好きでした。
これからも好きでいてもいいよね?

私の、片想いはあっけなく終わった。
秋への思いは、なかなか止められないけど。


あ~ちゃんに、LINEしよう。

♡あ~ちゃん♡
あのね、私さ、秋のことを諦めるよ。
もう、辛い思いはしたくないの。
諦めることしかあたしにはできない。
明日からは、避けて行く。
相談とかに乗ってくれてありがとう!

桜花


はぁ、帰らなきゃ。秋とは家が隣だから会わないといいな

これからは、秋を避けよう。
少しでも諦めがつくように。

そして何より、明深ちゃんと秋がずっと続いてほしいから。