「やっと終わったー!春香!アイス屋さん行くよっ!」

「うん!」


私たちはダッシュでアイス屋さんに向かった



一一一一一一一一一一


「美味しかったねえ〜」

「うん!もう天国だった〜…」


猛暑の中、ひたすら働いてた私たちにとって、アイスを食べていた時間はまさに至福の時間だった。


「あれ、春香達じゃん!」

うしろから急に声がした。


「あ、拓也!優也先輩も!」

なっちゃんが嬉しそうな声をあげる。

拓也と呼ばれた人は、私たちの一つ上の先輩で、なっちゃんと付き合っている。

優也先輩と呼ばれた人は、拓也先輩と同じく一つ上で…私の彼氏である。


「偶然だなー!なになに、アイス食べてきたの?ずりーよ!」

ムスっと拗ねてる拓也先輩。

「いいでしょ〜!春香と2人でたーっぷり堪能してきました!」

フフンと笑うなっちゃん。

そんな2人がなんだか微笑ましくて笑ってしまった。