【短編】君の声











━━━━いつものような日常のはずだった。












普段通りに授業を受け、
4限目が終わり、
捺芽と屋上でご飯を食べようとしていた。



━━━━ガチャ…


「…うわっ、良い天気」


屋上のドアを開けると綺麗な青空が広がっていた。
そして吹き抜ける気持ちの良い風。


いつものように陰になっている場所を陣取る。





「……捺芽、まだかな?」



先生に呼ばれてしまった捺芽はまだいない。

せっかくの良い天気なのに…
捺芽がいないと気分が上がらない。



…………結局、私の気持ちのバロメーターは捺芽なのだから。










━━━━ガチャ…


ドアが開く音がして、

捺芽が来たかな?

と、振り返った。