【短編】君の声





















「……本当に、声が戻ったんだ」



「……うん、聞こえるてるでしょ?」



「………ちゃんと耳で聞こえる」



「…?」



「今までは目と心で聞いてたの」



「………そっか、璃唯には聞こえてたのか」



「捺芽の無音の声も好きだよ」



「………じゃあ、普通の声は?」



「………"大"好き」



「…なんだそれ」



「でも、ヤバい。今まで以上にドキドキする」



「…………俺も」




「そうなの?」



「……うん、でもこれで自分の声で伝えられるから」



「…………………そうだね」