私の恋はとても儚い者で儚いモノでした。


これが恋なのか?
と自分に問いただせば違うと即答出来る

男女の壁を越えた友達、いや親友だと思う
私が恋愛に疎いから、と言う答えもなさそうで怜もそう思ってると心から言い切れる確信が何故かあった

もう少しで待ち合わせの場所に着くところまで来たときに怜に聞いてみた


「ねぇ、怜は彼女作らないの?」

「そういう七花だっていないじゃん」


一瞬真顔に戻った怜だけど、すぐにいつもの優しい笑顔に戻って笑いながら言葉を返してきた

私はその時みた怜の表情にこれ以上何か聞いたらダメなんだなって思って「うるさいなー」と笑って見せた


「今はみんなと好きなもの共有するのが楽しいから良いんだよ。それにオレに彼女出来たら七花が一人で寂しいじゃん?」


柔らかい笑みを浮かべて私の頭をポンポンと撫でれば集合場所にいるメンバーを見つけて嬉しそうに走り寄って行ってしまった