私の恋はとても儚い者で儚いモノでした。


それからステッカーの交換してくれる方と話していると同じ学校に通う学科が違う同級生だとわかった

入学してから一度も話したことなければ学科が違うから顔さえ見たことあるかなー?程度にしか知らなかった人


名前は藤田怜くん


まさかこんな卒業間近で出会うなんて…
もっと早く知り合ってれば学校生活もう少し楽しかったのかなって悔やまれる

それが分かってからは学校の残りの数日間、今で話したことも会ったこともないなんて嘘みたいに話が弾み名前で呼び合うくらい仲良くなった




「そうだ、七花。卒業式のあとに近場のコミュメンバーと卒業パーティーでカラオケすっからおまえとその小島先輩も来たら?」

「行きたい!行きたい!先輩も誘ってみるー!怜ってほんと良いヤツだよね!もっと早く出会いたかったよー」




卒業式の練習の休憩中、さっそく先輩に連絡を入れてみるとすぐに行くという返事が返ってきて私はさらにキャッキャッとはしゃいだ。


明後日はとうとう卒業式
友達と一生会えなくなる訳じゃないがやっぱり少し寂しさもある


子どもと大人の狭間。
いろいろな不安や希望が入り交じる


けど私はこの大好きなバンドを通して出会った人やこれから出会う人たちとのこれからが楽しみで仕方ない