私の恋はとても儚い者で儚いモノでした。


あの件と言うのは私たちが好きなバンドの好きな人たちでSNSのグループを作ってて、そこでライブの時に手作りグッズを交換しようというもの。


私は当日クッキーにバンドにちなんだ絵をアイッシングで書いたものと、レジンを使って作ったイヤホンジャックを持っていくつもり

先輩は絵が上手いので手書きのステッカーとプラバンで作ったネックレス、ピアス、ピンなど可愛い小物を作っている




「実は先輩が探していた車に貼れるステッカーと交換してくれる方がいました!」

「本当に!?凄い嬉しい!!七花ー!!」




そう言って先輩は満面の笑みを浮かべて私に抱きつく

先輩は車を持っていてバンドにちなんだステッカー貼りたいと言っていたけど、公式のグッズにはないからずっと探していた


今回見つかって本当に良かった。

まさかこの交換してくれる人とこれから先に私に起こる事が糸のように絡まってくるなんて…



この時は知らなかったんだ