私の恋はとても儚い者で儚いモノでした。



「七花ちゃん、ライブまであと少しだね!」

「久しぶりの小さい箱だからもう本当に本当に楽しみで、卒業式なんか目じゃないって感じです!」




そう話しかけてくれたのは場所先の同じバンドが好きな1つ歳上の小島真波先輩

とても優しいし面倒見が良い人で、働くことが初めてな私に働くことはどういう事なのか一から教えてくれた人

今では私を頼って来てくれるお客様もいるし、後輩に教える力も少しついて、それもこれも全部小島先輩のお陰だと思う。



だから同じバンドが好きってわかった時は凄く嬉しかった

それからは一緒にチケット取ってライブに行ったり、夜行バスで女二人旅をしつつ遠征したりしてる



「そう言えばあの件どうなった?」

「それがですね……」