私の恋はとても儚い者で儚いモノでした。


「それで、ソイツ、名前が稜。
実はいまも俺の隣にいるんだ…よ、ね。
話を聞いたらとにかくどう死んだかも、なんで自分がこうなっちゃったかも全くわからないみたいで…それで、手伝えることがあるならって連れて帰ったんだ

本当に本当に今までこんな事しなかったんだけど、どうしても稜はほっとけなかったんだ…


そしたら………っ、」




「う、ん…大丈夫、怖くない」





嘘、少しは怖い。
でも怜が一生懸命話してるから聞かなきゃ
ぐっと握った拳に力を込める

すると優しく頭を撫でられる
少し気持ちが楽になったと思うとまた怜があの真顔になった



「……あ、っと…オレ…稜…って、言うんだけど…」



「!?!?!?」



真顔のまま向けられた怜の口から出た言葉
いつもより少し低くて優しい笑顔もなくて、私は目の前で繰り広げられている事に全く思考がついていかない