「実は……うちの及川男子校にはR5という問題児がおりまして、その5人組を美琴さんに変えていただきたいのです」


「そんなことを言われても……美琴がその子たちを変えれるとは、とても思いません」


「いえ、美琴さんなら必ず変えることができると思います。私も母もそう思っております」


「お母様も?」


「ええ、学校の理事長なのですが、相葉様のことを昔が存じておるようで、はーくんと呼んでおりました」


「っ!!……そうですか。事情は分かりました。いいですよ」


「ご理解いただきありがとうございます。では、失礼します」