私たちの前から、高校生くらいの女の子たちが近づいてきた。 おしゃべりに夢中になっている。 けど、急に黙りこくると、多希をじっと見つめながら通り過ぎていった。 「ね、今の人ちょーかっこいい!?」 「同い年くらいだよね?どこの人だろ?」 チクリ。 黄色い声が遠ざかるのを聞きながら、私は胸はもっと痛むのを感じた。