両親が死んだ時、私は十三歳、兄貴は十八歳で高校を卒業したばかりだった。 兄貴は決まっていた専門学校を辞退し、一人で店をやって私を育てていく決意をした。 もともと接客が好きだったし、両親がいた頃も手伝いを率先的にしていたから、一からの苦労は無かったらしいけど、やっぱり苦労は相当なものだった。 そんな兄貴を助け、私たち兄妹を実の家族のように支えてくれたのが、商店街の人々だった。