パラパラと参考書をめくりながら、多希はたんたんと言った。 いきなり倒れた私を冷静に介抱して、心配する子どもたちを面倒みてくれただけじゃなく、後片付けまでしてくれたなんて…。 もし、多希がいなかったら、どうなってただろう…。 思わずそう考えて、ぞっとした。 小学校低学年の子どもたち。 きっとどうすればいいか分からなくて、とてもとても心細い思いをさせただろう…。 私だって、もし倒れた時打ち所が悪かったら、無事で目覚められなかったかもしれない…。 ほんとうに。 多希がいてくれて、よかった。