私は急いで濡らしたタオルを持って来て、汗を拭ってあげながら、微笑んだ。



「いいのよ、お勉強熱心でえらいえらい。それにギリギリセーフだよ」

「ん?」

「もうちょっと遅かったら残念なことになってたんだから」


そして久美ちゃんをテーブルに座らせると、私は自分のスイカをその前に置いた。