多希は深く息をついた。 ほうって、やっと安心できた、って言いたげな吐息。 万感の想いがこもったその吐息は、甘く熱く私の耳をくすぐった。 「ああやっと手に入れた…。もう絶対はなさねぇ。絶対に…」 好きよ。多希。 迷いこんで見失っていた私をずっとずっと見つめてくれた君に、感謝してる。 そして、自分の道を見つけた君と、二人で共に歩んでいきたい。