「いつもしかめっ面で参考書にらんでてさ、すげー浮いて見えたんだけど、目はすげぇ真剣でさ。 『ああこの人、なにがなんでも医者になりたいんだな』って伝わってきて、すげーって憧れた。どうしようもなく惹かれちまった。 そんな花珠が、簡単に折れるはずないだろ。 俺が人生で初めて本気で好きになった人が、そんな弱いわけないだろ」 「……」