「やぁだてんちょー、もしかして雨男じゃないですかーぁ?」 傘を持ってきてからかうバイトのコに苦笑いを見せると、兄貴は傘を広げて小走りに出て行った。 私は曇天で少し暗くなったカウンターに移動すると、まだ喉が渇いていたので、久しぶりに店のアイスコーヒーを注文した。 兄貴ほどではないが、この女の子が淹れるコーヒーもなかなかのものだ。