「持ってきた!」 多希がオレンジ色のバックを持って駆けてきた。 「服を脱がして肌を出して!」 多希がおじさんの衣服を脱がせている間に、AEDを起動させ準備する。 使用方法を大学で復習したのは一ケ月くらい前。 大丈夫、まだ知識は頭にきちんと残っている。 だって、何回も実習させられて、これでもかってくらい覚えたんだもん。 「離れてっ」