無我夢中で頭と体を回転させた。 気道を確保し、マウストゥマウスをし、心臓マッサージをほどこし。 茫然と見ていた多希に、息を上げながら怒鳴った。 「AED持って来て!」 「AE…D」 「確かそこのコンビニが入ったビルの入口にあったはずよ!早く!急いで!!」 打たれたように走って、多希は野次馬をかき分けてビルに向かった。