見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~



「せんせ…?」



私の様子に気づいたカナちゃんが、怪訝そうに見上げてくる。


もう目も合わせられないまま、私は小さな声で言った。



「ごめんねカナちゃん。私もう帰るね…」




踵を返して、数メートル歩いただけで、もうこらえることができずに涙をあふれさせていた。