そっか。 私の手を握って嬉しそうに笑っていた多希は…もういなくなっちゃったんだね…。 力無く玉をこめて、なにを狙うかも決めずに撃った。 バン 耳が痛くなるような音が鳴って。 また玉をこめて撃つ。 多希は私のすぐ隣で椅子に座って、微動だにしない的をむすりとしながら見つめていた。