思い出せない。 毎日ただ疲れてて、覚えることがいっぱいいっぱいで、そんな古い記憶たぐりよせる気力も起きない。 もしかしたら…。 本当に、収入と安定と見栄だけで決めた進路だったのかもしれない。 そうなら笑える。 こんなに苦しんで当然だよね。 私は、大バカだ。 「なんで―――そんな顔してんの、せんせ」