見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~

『金欠だから会館行こ!』ってほとんど強引に連れてこられた時は、『ふたりっきりになる、どうしよ…!』ってとまどったけど。

多希はぜんぜんヘンなそぶりはみせないで、いつものあっけらかんとした調子でいてくれるから、ほっとする。


蝉の声と、古い扇風機の音と、多希のカラカラとした明るい声が、なんだかとても特別な場所に来ているような気にさせて、私の胸はちょっと弾んでいた。